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<放送法修正案>与党、衆院委で採決強行し可決(毎日新聞)

 衆院総務委員会は25日、民主、社民両党が共同提案した放送法改正案の修正案の採決を強行、両党による賛成多数で可決した。民主党が自ら規定を削除し採決を強行したのは、その後に控える郵政改革法案の審議入りを急ぐ狙いがある。野党側は「60年ぶりの放送法改正にもかかわらず、審議が十分ではない」(赤沢亮正・自民党衆院議員)などと批判。与野党の対決色は強まり、この日の衆院本会議での採決は見送られた。

 修正案は、政府案の放送法改正案から電波監理審議会(総務相の諮問機関、電監審)の調査・提言機能を強化する新たな条文を削除する内容。

 放送業界などから「電監審強化は番組への政治介入につながる」との懸念の声が相次いでいることに配慮した。

 自民、公明両党も、それぞれ提出していた修正案で、電監審強化の条文削除を求めていたが、NHK会長をNHK経営委員会の構成員に加える条文の削除などには与党側が応じなかったことから、この日行われた修正協議は物別れに終わった。【望月麻紀】

 ◇総務相の権限強化、徹底審議が不可欠

 放送の自由への制約の恐れが指摘されている放送法改正案の修正は、総務相の諮問機関・電波監理審議会(電監審)の調査・提言などの権限を強化する条項の削除にとどまった。25日の衆院総務委員会での強行採決によって、番組への介入など多くの懸念を抱えたまま改正放送法は今国会で成立する見通しが強まった。

 審議で浮かび上がった残された問題点の一つは、電監審の権限強化とは別に総務相の権限強化がある。改正案では、放送法に定められた政治的公平など地上放送の番組編集準則に違反したと判断すれば、総務相が放送業務の停止を直接命じることができる条文が盛り込まれた(既存免許の地上放送事業者は除く)。

 野党や参考人は番組介入の根拠規定になりうると反発したが、原口一博総務相は「私には理解できない」と議論はかみ合わないままだった。

 欧米の先進国では政府から独立した機関が放送行政を所管し、日本のように総務相が直接処分できる仕組みは異例だ。放送法制定(50年)以来の大改正がうたい文句にもかかわらず、衆院では公聴会さえ開かれず、議論不足は明らかだ。

 原口総務相は就任以来、太平洋戦争で言論の自由が犠牲になった歴史を引き合いに「言論のとりでを守るためには何をすればいいか」と繰り返し口にしてきた。会期末まで残された時間は少ないが、放送の自由を保障するため、参院では残された問題点についてより徹底した審議が求められる。【臺宏士】

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特別な看病演出「居心地よかった」 娘点滴混入死で母(産経新聞)

【裁判員 京都地裁】

 3人の娘の点滴に水道水などを混入し死亡させたなどとして、傷害致死などの罪に問われた高木香織被告(37)=岐阜県関市=の裁判員裁判の第5回公判が14日、京都地裁(増田耕兒裁判長)で開かれた。弁護側の被告人質問があり、高木被告は混入の動機について「子供の存在は、私の一部。特別な子供を看病する母親として、特別な存在と周囲から見られることに居心地のよさを感じていた」と声を詰まらせながら話した。

 「子供が苦しんでいる姿を見たかったのか」という弁護側の問いに対し、高木被告は「苦しんでいる姿を見たいのではなく、特別な子供であると目をかけてもらうことを望んでいた」と説明。

 その上で「入院中は、日常生活を離れ、24時間子供と濃密な時間を過ごせて心地よかった。風邪とか、よくある病気ではなくて、『この子はちょっと見なきゃな』と医師に思ってもらえるだけでよかった」と述べた。

 代理ミュンヒハウゼン症候群の精神状態については「あてはまる部分もある」と答えた。四女が死亡したことについて「生きることも死ぬことも許されないと思った。四女が苦しんでいるところを今でも鮮明に覚えている。あの子たちがどんなに苦しんでいたのかということを私が一番分かっている」と涙声で訴えかけるように話した。

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